『必ず役立つ! 「○○(マルマル)業界の法則」事典』(高嶋ちほ子著、PHP文庫)は、さまざまな業界のプロフェッショナルを20年以上取材してきたという著者が、その経験を生かして「業界の法則」を洗い出した文庫。「分野が変わっても仕事の真理は変わりませんから、セオリーはいくらでも応用がきく」(4ページより)という考え方をベースとして、200種におよぶ法則を厳選しています。 第5章「『どうしてもアイデアが浮かばないとき』に効く業界の法則」から、いくつかを引き出してみましょう。 1.発想はポジティブ、詰めはネガティブに 企画を考える際、「どうせこんなことできるはずがない」とネガティブに考えていたのでは、おもしろい発想が出なくても当然。最初はポジティブシンキングで、思いついたことを片っ端から書き出す。その後、会議で突っ込まれそうな部分を検討し、修正していく。広告業界のプランナーに聞いた話だそうです。(