「第1回 データベースセキュリティの基本的な考え方」では、データベースセキュリティの基本的な考え方とセキュリティ要素を階層化した場合のネットワークレイヤー以下の部分、つまり、物理的な設置場所などのセキュリティ要素について説明した。 今回は、ファイアウォール機能などの実際のネットワーク構築の現場において必要になる、データベースの設置場所およびネットワーク接続時の勘所を説明する。ファイアウォールに関する具体的な設定方法などの詳しい解説などについては、「【連載】ファイアウォール運用の基礎」などを併読されることをお勧めする。 データベースはネットワーク上のどこに置くべきか? 一言でいうと、データベースは、内部ネットワークに設置し、プライベートアドレスを設定するとセキュリティを高めることができる。データベースへの不特定多数からのアクセスを防ぐことがネットワークにおけるセキュリティ対策の基本。そのうえ