前回「流通BMS対応の受発注システム導入、初めの一歩」では、システム担当者が流通BMS対応の受発注システムを導入する際に、既存システム・業務の課題を洗い出す必要性を解説した。システム担当者の課題は一朝一夕に解決することはできないが、流通BMSの導入を行う際のポイントを押さえることで解決方法を考えやすくなる。本稿では実際に自社システムとして流通BMSを取り入れる際の、製品選びのポイントを解説する。まずは先述した流通BMSの導入を行う際のポイントを整理しよう。 流通BMS導入3つのポイント ポイント1:メンテナンスコストの削減に注目する これまでのEDI(Electronic Data Interchange)の仕組みは、Web EDIであれJCA手順であれ、各社各様の仕様(電文フォーマット)を各社異なる伝送方法で送付していた。そのため、そのシステムのメンテナンス、例えば小売業側で「ある項目の
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