2011年3月17日、厚生労働省が飲料水、食品などの放射線量の暫定基準を設定した。この基準を超える飲料水、食品の出荷は、今後食品衛生法に基づき禁止することとなる。今回の暫定基準は、原子力安全委員会が原子力災害用に定めた「飲食物摂取制限に関する指標」を元に採用したものとなっている。 (参考:福島第一原発事故-福島市の水道水からセシウム134、137とヨウ素131検出、国の基準はクリアし健康に問題はなし) Image from 厚生労働省 厚生労働省によると、現時点で周辺の農作物や飲料水が汚染されている報告はないとしている。ただ、今後の基準値を設定しないことには、出荷の可否について判定できないとし、今回の設定に至ったとしている。今回の設定基準は暫定的なものであり、正式な基準値が今後、食品安全委員会の諮問により決定することとなる。 基準値は、食品・飲料水などを6項目に分類。放射性ヨウ素や放射性セ