日本水連の競技委員会は24日、入江陵介(近大)が5月にマークした男子200メートル背泳ぎの日本記録1分52秒86に、ライアン・ロクテ(米国)の世界記録1分53秒94を上回っていることを説明する注釈をつける方針を決めた。日本水連は7月17日開幕の世界選手権(ローマ)までに文言を決める。 国際水連は3月から世界記録公認の条件に認可水着の着用を追加したが、日本水連は水着の項目を日本記録公認の条件に追加したのは6月から。入江は5月に未認可水着を着てこのタイムを出し、日本記録が世界記録を上回る異常事態となっている。日本水連の安部喜方競技委員長は「問い合わせも多い。ファンが読んで理解できる注釈をつける」と、世界記録との食い違いを説明する考えを示した。 未認可水着を着た選手が出した日本記録で、世界記録に及ばなかったケースには注釈を付けない。