会社で、不幸にして廉価なチェアをあてがわれてしまった場合、クッションなどで自衛するしかない。今回は背もたれ部分をグレードアップさせるランバーサポートを紹介しよう。 村上春樹氏の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の中で「ソファー選びにはその人間の品位がにじみ出るものだ」というセリフが出てくるが、これをオフィスに当てはめると「チェア選びにはその会社の福利厚生がにじみ出るものだ」と言い換えられそうな気がする。背もたれが狭く、座面のクッションも薄い廉価なチェアが一面に並んだオフィスというのは、どことなく暗く不健康な空気が漂っている。筆者の経験上、こうした会社というのは、従業員への福利厚生があまり手厚くない場合が多いように思う。 チェアの品質の低さによる業務効率への影響を数値化するのは実際には難しく、実際にはコスト低減の名のもとに切り捨てられやすい。とはいえ、1日8時間、あるいはそれ以上
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