楽天はオープンソースのPaaS基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」を採用し、プライベートクラウドでPaaS(以下、プライベートPaaS)を開発。拡大する“楽天経済圏”のサービス基盤とする考えだ。ヴイエムウェアが2011年11月に開催したカンファレンス「vForum 2011」において、楽天・Development Unitグループインフラ構築・運用課長の葉山 剛氏が明らかにした。 2010年後半からプライベートIaaSを運用 楽天のビジネスは、もはや社会インフラの一部といえるだろう。同社が国内で手掛ける商品、サービス流通の総額は2010年で約2.6兆円(うち電子商取引と旅行仲介で約1.4兆円)、2011年は3兆円超えが確実視されている。また、“世界一のインターネット企業”というビジョンを目指し、急ピッチで海外展開を進めており、現在はアジア、欧米で11のサービスサイトを立ち上げてい
![楽天がプライベートPaaSを構築――「Cloud Foundry」を選んだ4つの理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9c513ee8826f590486af3ee86a9fc15631432aaf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Ftt%2Fnews%2F1111%2F28%2Faa_rakuten01.jpg)