いま、自民党が提案している憲法改正草案は、世界の民主主義国家が共通に大切にしている考えを真っ向から否定するものです。JCLUは、自由と人権の擁護を旗印に60年以上活動してきました。その活動の基礎は、憲法にあります。その大切さを、自民党の憲法改正草案の根本的問題点を指摘しながらあらためて研究することにしました。 2014年12月と2016年7月の選挙の結果、衆参両院では、「日本国憲法」を改正しようと考える政党の議員の割合が3分の2を超え、憲法の改正が現実のものとなりました。 自民党は、2012年4月「日本国憲法改正草案」を発表し、10月には、その趣旨や内容を解説した「日本国憲法改正草案 Q&A」を公表しました。 憲法の改正には、国民投票が必要です。今、改正が行われるとすれば、この自民党案が国民投票の対象となるでしょう。 そこで、みなさんに、ぜひ、自民党「日本国憲法改正草案 Q&A」を読んでい