ミランの練習場を去る本田圭佑。セリエAでは、練習はほぼ非公開で行なわれる。短い期間でチームとの相互理解を深めるには最適な環境と言えるだろう。 ようやく本田圭佑に、いつもの日常が訪れようとしていた。 イタリアでの初ゴールを決めた翌日、ACミランの練習場『ミラネッロ』は不思議な静けさに包まれていた。セードルフ新監督の練習初日を報じようと、イタリアメディアはたくさん駆けつけていた。だが、その一方で、出口で待つ日本メディアは、『スポーツニッポン』の通信員と、自分しかいなかったのだ。 どうやら本田も、それを車の中から確認したらしい。もうカメラに取り囲まれる心配はない。本田を乗せた車はゲートから少し出たところでゆっくりと停まり、ファンサービスに応じた。 ハンドルはイタリア人の運転手が握り、本田は後部座席の右側に座っていた。スモークがかかった窓が下りると、鮮やかな金髪が浮き上がり(イタリア到着時は銀髪だ
![入場は最後尾、FKはテコでも動かず。ミランでも“オレ流”を貫く本田圭佑。(木崎伸也)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f2bfc936cc0cdc4044b5a4591a9b1e275fa243f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2Fc%2F-%2Fimg_8c057589a749f265194308d75c2b599a186338.jpg)