先日、私は立ち入った仕事があった為夜半友人宅へ車で走らせていた。 何故だろう。何とも言えない気だるさが体を覆っている。 しかし友人の家は比較的近い事もあって、何にせよ今は仕事だと考える事をやめた。 付近にある、友人宅所有のコインパーキングへ矢継ぎ早に車を止め、早速仕事に取り掛かった。 仕事を始めて数時間。仕事自体は一段落したのだが、先般の気だるさは一向に収まる気配がない。どうやら少しばかり熱がある様だった。 私は病気とか痛い事に殊の外弱い。基本的に目の前の障害を乗り越えられるメンタルを持ちあわせていないのだ。 「病は気から」とどこかの誰かが言ったが、これは正しい。 特に私の場合メンタルがガラスと言うか、もうなんかシャボン玉みたいなものなので 病だと分かるやいなや、最終的には大体死を覚悟する。 どうせこのまま、この世を去るのなら何としても自宅で。 外に出ると身を切り裂く様な冷気が纏わり付く。