別の本を探しに行ったショッピングモールの書店で、見慣れない出版社の、目立つ装丁の本が目にとまった。 『N女の研究』(中村 安希 著、フィルムアート社) 著者の友人女性がITベンチャーを退職し、迷いながらも非営利業界に転職したという冒頭のエピソード。僻地のしょぼい事務所で仕事? と思っていたら、送り込まれたのはなんと六本木ヒルズだったとか。 えっそうなの? NPOってそんな世界なの? つかみはOKである。 N女とは、本書に登場するNPO法人「NPOサポートセンター」の杉村さんが使った言葉。 「NPOなどの非営利セクターから営利の社会的企業までを含めたソーシャルセクターで働く女性」を、そう呼んでいるそうだ。 中でも、大企業でも活躍できる高い能力を持ちながら、あえてソーシャルセクターで働くことを選ぶ女性が出現し始めているという。 そんな女性たちへのインタビューをまとめたのが本書。 登場するのは、
![『N女の研究』(中村安希 著)を読みました。N女って何? - フリーランス兼業主夫日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e1e0ce84c47c2aed03d692b0c915335e281b9d71/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FN%2FNShufu%2F20161213%2F20161213163200.jpg)