数年前、「タイムパフォーマンス(タイパ)」という言葉が流行し始めた頃の話です。 当時の筆者はその流れに乗じ、「あらゆる隙間時間をつぶして全部仕事に充てたら、生産性が上がるのではないか」と考えました。そこで、休憩時間やちょっとした空き時間(アイドルタイム)を極限まで削り、仕事漬けの日々を1年間続けてみたのです。 評価基準にしていたのは「1カ月あたりに寄稿した記事の本数」でした。 しかし、1年後に前年の実績と比べてみて愕然とします。さして増えておらず、むしろ記事の本数は減っていたのです。一生懸命に頑張っていたにもかかわらず、生産性がかえって低下していた事実に驚きを隠せませんでした。 原因はいくつかありますが、大きな要因だと感じたのは、脳の仕組みを無視してただがむしゃらに作業時間を詰め込んだことでした。当時は、そのことが理解できていなかったのです。 パフォーマンス向上を左右する「DMN」の仕組み

