いつもの風景 保育園のイベントへ行くと、子供たちの作品が並べられている。でも、みんな同じに見える。作った本人(3歳の娘)でさえ、名札を確認しなければ、ときには区別がつかないくらい似ている。 卵パックで作ったワニ、段ボールで作った携帯電話、新聞紙と毛糸で作ったカレーライス等々。 色を塗ったり、シールを貼ったりは、確かに子供の自由だ。各作品にオリジナリティがあるのは間違いない。娘に「これ、作ったんだよ」と言われれば、純粋に一つの作品に対する評価ができるので、「おぉすごいね!」と心から言える。具体的に僕自身がなにかに困っている、というわけでもない。 ミッキーマウスやキリンを作ったら絶賛してあげるのに でも、先週の金曜にカナダ・トロントの視察報告会へ行き、「多様性」というテーマを意識するようになった。トロントでは子どもの個性が最大限に尊重され、子どもそれぞれが持っている力を、のびのび発揮できるよう