家計の収支に関していえば、今の状況が今後10年、20年続いたとして、健全な収支を続けられるかどうかを検証すること、すなわち現在の状況を未来に投影することです。だからプロジェクションなのです。さらにいえば、状況が変化していないかを定期的に見直すことも大事で、予測不能な変化が起きた場合は、それに合わせて収支の見通しも変えていく必要があります。 最近では、このようなシミュレーションツールとしてさまざまなアプリやソフトがありますが、私はこういうツールはあまり役に立つとは思っていません。 なぜなら、こういうツールは入力して結果のみがアウトプットされるような仕組みになっているからです。もちろん簡単だからこそ、誰もが使えて便利だというのはそのとおりですが、大事なのは「結果」ではなくて「プロセス」です。 私自身の経験からいえば、こういうアプリやソフトを使うと、出てきた結果の数値を絶対視しかねません。でも将
![金融機関の「ライフプラン表」は信用できるか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7e8b86f033ca49c873c088d5bc449a06bd7bcf1b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F2%2F1200w%2Fimg_4250c5b9f5745892c6a9f2020935cb3a66937.jpg)