3.11の大震災の後、被災を受けた方々、そして、被災自治体、被災企業、被災団体、被災県、政府、マスコミそして、私たちのような非被災地、非被災自治体など、どのようにもがき、動いたのか、9か月以上経ってようやく、それぞれがどう動いてきたのか、冷静に振り返る動きがでています。 もちろん、被災地においては、厳しい寒さの中、家族や友人、知人を失われた悲しみの中で、復旧復興に向けて頑張っておられる最中です。その中で、3.11以降の「過去」を振り返ることはとても大切なことと思うのです。というのも、これから復旧から復興へ舵を切る中、この検証も1つの土台になると思うのです。 ● その中でも分かりにくかったのは、というより、全く表に出ていなかったのが、政府部内の動き。マスコミは総理や官邸など表舞台、政局のドタバタは描きますが、本来地味な行政、すなわち、政府部内の動き、官僚の動向についてはほとんど報じられません