世界の工場と呼ばれる中国では人件費がべらぼうに安い。中国人の中でも農民工(略称「民工」)と呼ばれる農村からの出稼ぎ労働者が工場で月給1万円ともそれ以下とも言われる金額で働く。そういった人々は工場のある沿岸エリアだけでなく、工場の少ない内陸の都市にもやってきて職探しをする。 そういった生産現場以外で需用のある職の1つが「メイド」なのだ。農村で育ち都会に行ったことがない若くて純粋な女性が多くその職を得る。彼女らも工場労働者と同様に非常に安い賃金で雇うことができる。個人的な事情で恐縮であるが、最近子供が生まれて何かと手が足りない筆者も、家事や子守りを手伝ってもらうためにリアルなメイドさんを雇ってみた。 中国でメイドさんを雇う場合、紹介業者に手配してもらうか、人づてで紹介してもらうか、雇い主(今回の場合は筆者自身)が田舎に赴いて村のリーダー格に相談するのが一般的なのだとか。 そんなこんなで、筆者は