はじめに 最近、「かわいい」という言葉の使い方に変化が生じているように思う。特に若い女性の間で非常に顕著だ。いったいどういうことか。彼女達は何に対しても「かわいい」という言葉を用いるのである。例えば、お年寄りに対しても「かわいい」という言葉を使う。お年寄りというのは本来敬うべき存在であり、「かわいい」という言葉を用いる存在ではないはずだ。しかし、彼女達はそんなことはおかまいなしに「かわいい」という言葉で表現する。一時期、マスメディアに引っ張りだこであった双子のおばあちゃん、金さん・銀さんが最も分かりやすい例ではないだろうか。若い女性達は金さんと銀さんの風貌、仕草を見て、彼女達を「かわいい」と表現した。 また、彼女達はあらゆる物に対しても「かわいい」という言葉を使うのだ。「かわいい」洋服に「かわいい」化粧品、「かわいい」ステーショナリーに「かわいい」インテリアなど。彼女達が購読する女性雑
キライとキモイ Something Orange - 「キモイ」「ウザイ」は王様病の症状。 ところが、「キモイ!」という言葉は、「私は気持ちが悪い」ということしかあらわしていない。主語が「私」なんですね。 いや、実は「キモイ」の主語はないと思いますよ。省略しているとか曖昧にしている、位の捉え方でもいいんですが、いわば形式主語なのではないかと思います。「It rains.」は「雨」が主語ではないでしょう。同様に「It is キモイ」*1なのではないかと思います。この「It」はその場の「空気」です。すなわち期待された主体、「世間一般の人」のようなものです。「キライ」と言った場合は必然的に「私」が主語になりますが、「キモイ」と言った場合は、現象の発生に還元しようとしている心理が働いているような気がします。 結局、何かというと「キモイ」「ウザイ」と言って済ますひとは、世界のすべてが自分にとって心地
私事だが今回の騒動で気になったことがひとつ。 同居人は働いていない。家事をしながら日本で一番難しい資格試験のひとつといわれるものを取得するために、日夜勉学に励んでいる。このたび私の仕事の都合で上京することになったのとほぼ同時期に、身内に彼のことがバレた。 一般的にそういう男の事を、ろくでなしとか宿六とか穀潰しとかニートとかヒモとか表現するのは私も知っている。周囲の理解が得られ難いことは百も承知だ。 それは仕方ない。判っていてやっていることだから。 ただ彼の存在を知った身内の反応が、ちょっと可笑しかったのだ。 男性陣は複雑そうな顔をしていたが、色んな人生があるんだし本気なら仕方ないけど、大変だよ、という感じだった。 過激なのが女性の忌憚のない意見で、まずは「そんな男はやめろ」。 それがダメなら「バイトでもなんでもいいから、とにかく働かせろ」。 そして「今回上京するのがいい機会だから仙台に置い
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