以前からそうだが、最近とくに、政府(ここでは基本的に役所の意味で使う)の人たちは肩身が狭いように思う。規制が多すぎるといって怒られ、規制がされていないといって怒られる。うまくいけば「そこはいいが別のところがだめだ」と批判され、うまくいかなければ「これがうまくいかなければ他がすべてよくてもだめだ」となる。国民の批判にさらされることは、もちろん悪いことではない。権力は監視されなければならない。とはいえ、いいことばかりでもないように思う。 というわけで、あえて書いてみるのだが、政府の失敗を許してみてはどうだろう。 政府のためというより、私たち自身のために。 政府は失敗をきらう。極端にきらうといっていい。まず、失敗しそうなことはまずやろうとしない。だから手を打つのがどうしても遅れる。で、いったん手をつけたら、たとえ傍目には失敗が明らかでも、なかなか失敗を認めない。だから傷口を大きくする。 なぜこう
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