株式市場関係者の間で2006年に注目されているのが「飛躍的な伸びが見込まれるブログ(日記風簡易型ホームページ)を、いったいどの企業が実際のビジネスに結びつけて収益化に成功するか」という点だ。すでに、数多くのIT・ネット関連企業がブログの事業化についてしのぎを削っているが、ここにきてそのリード役と目されはじめたのがネット広告代理店で東証マザーズ上場のサイバーエージェントだ。同社のブログ収益化のビジネスモデル、自ら立ち上げた投資育成事業の今後の展開などを探った。 総務省の調べによると、ブログ登録者(開設者数)は2005年9月末時点で473万人(同年3月末335万人)となっており、今年中にも登録者は1000万人を突破するのではとの見方も出ている急成長分野だ。ところが、株式市場関係者のあいだでは、これを事業として収益化するビジネスモデル創出に対する疑問も語られていた。 ところが、大和総研の1月12