2005年はAjaxが流行ました。AjaxによってWebアプリケーションの操作性が劇的によくなりました。しかしその一方で、Ajaxの登場によってWebアプリケーションのアーキテクチャに歪みが生じました。サーバーサイドのコードはMVCアーキテクチャによって綺麗に各層で役割分担ができていますが、クライアントサイドにおいてはそうではありません。現在多くのAjaxベースのアプリケーションでは、JavaScriptコードの中にロジックとHTMLコードを混在させるやり方でAjaxを実現しているため(恐らく)、メンテナンス性の低下を招いています。 そこで今回はこの問題を解決する新たな動きが最近見えてきたので紹介します。そして、新たに登場したJemplateによるMVCアーキテクチャの進化の可能性について考えてみます。 GoodPicの金子さんの予想 以前、GoodPicの金子さんが書かれた以下のエントリ
前回,前々回と,Yahoo! ウェブ検索Webサービスを利用するサンプルを通じて,AjaxでXMLデータを利用する方法について紹介しました。XMLを利用することで,サイト検索結果のような複合的な情報(構造化データ)を,使用するプラットフォームを意識することなく,やり取りできます。前回,XMLデータをクライアントサイドで受け取れることを確認したところで,今回はより詳らかにXMLデータ読み込みの部分を見ていくことにしましょう。 XML操作の標準API「Document Object Model」 DOM(Document Object Model)とは,その名の通り,XML文書内に登場するタグや属性,テキストといった構成要素を汎用的に操作するためのオブジェクト群のことを言います。DOMを利用することで,与えられたXML文書から必要な情報を取り出したり,データを編集/追加/削除したり,といった操
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