ウォールストリートの主だった話題や関心事、業界の内情や仕事内容、日本・中国経済の見方等についての、報道と経験に基づく所感。 by harry_g
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またまた他媒体の記事ですみませんが、「YouTube:1760億円 vs ミクシィ:2200億円--あなたならどっちを買う?」というCNETのコラムを読んで思ったこと。 企業の将来価値は、市場自体の将来性、市場でのシェア、顧客のスイッチング・コストの高さの関数として表されると思います。市場の将来性があって、現在の市場シェアが高くても、顧客のスイッチング・コストが低ければ、競合他社にトップの座を奪われる可能性が高くなり、将来価値という点ではリスクが大きくなります。一方、スイッチング・コストが高ければ、市場のトップの地位を維持できる可能性が高くなり、正味現在価値も必然的に高くなります。オープン・ソースだとか、Web 2.0だとか言っても、結局は顧客のスイッチング・コストを高めて、何らかの形で「囲い込み」をすることが勝負ということです。 ジェフリー・ムーアのモデルでは、スイッチング・コストが低い
株式市場関係者の間で2006年に注目されているのが「飛躍的な伸びが見込まれるブログ(日記風簡易型ホームページ)を、いったいどの企業が実際のビジネスに結びつけて収益化に成功するか」という点だ。すでに、数多くのIT・ネット関連企業がブログの事業化についてしのぎを削っているが、ここにきてそのリード役と目されはじめたのがネット広告代理店で東証マザーズ上場のサイバーエージェントだ。同社のブログ収益化のビジネスモデル、自ら立ち上げた投資育成事業の今後の展開などを探った。 総務省の調べによると、ブログ登録者(開設者数)は2005年9月末時点で473万人(同年3月末335万人)となっており、今年中にも登録者は1000万人を突破するのではとの見方も出ている急成長分野だ。ところが、株式市場関係者のあいだでは、これを事業として収益化するビジネスモデル創出に対する疑問も語られていた。 ところが、大和総研の1月12
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