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情報を共有することによって生まれるスピードとパワーについて、私たちはもっと真剣に考える必要がある。そう強く思うようになったのは、私が(株)はてなに参画し、インターネットを駆使する若い世代の全く新しい仕事の仕方を経験してからだ。むろん従来型大組織だってインターネットを活用している。莫大なコストをかけたグループウェアが社内システムとして動き、誰もが電子メールを利用する。では最大の違いは何か。 私が、はてなで仕事を始めてまず不思議に思ったのは、彼等が社内で電子メールをあまり使わないことだった。その代わり社員全員が、ビジョンや戦略の議論、新サービスのアイデアから、日常の相談事や業務報告に至るまで、ほぼすべての情報を、社内の誰もが読めるブログに書き込む形で公開し、瞬時に社員全員で共有するのである。特定の誰かに指示を仰ぐための質問、それに対する回答、普通なら直属の上司にまず報告すべき内容、すべていき
はてなは「運営者」と「ユーザー」が対話を行うユーザー参加型のコミュニティである、といった文脈で雑誌などに取り上げて頂くことが多くなっています。 確かに、「はてな社内」と「はてな社外」の情報共有について、ユーザーからの要望によって色々な機能を追加したり、社内会議を音声で公開したりといった色々な取り組みを行っているのは事実です。 しかし、社内と社外の情報共有を行うには、その前に必ず「社内の情報共有」とか「社員のコミュニケーション能力の向上」という問題を解決しなければ、なかなか前に進むことはできないと感じています。 はてなは創業時は2人でしたので、その頃にさかのぼって少し順を追って情報共有について考えてみたいと思います。 まず各個人のコミュニケーションについて。 例えば僕は、夫婦ではてなの仕事をしていることもあって、仕事の話をはじめ、あらゆる話を夫婦で共有しています。 昼間は会社で仕事をして、夜
前回は各個人のコミュニケーション能力について触れましたが、社内での情報共有を活発に行うにあたって他にどういう問題が発生するかを、自分自身の起業からの出来事を振り返りながら考えてみたいと思います。 まず、はてなでかなり初期に表面化してきたのがプログラムのコードの共有についてです。特に、受託開発案件の開発を主に行っていて、各担当者が別々の案件を担当していた頃には、それなりに意識的に努力をしないとプログラムコードの共有は実現できませんでした。何もしなければ、各プロジェクトの担当者が自分のクライアントと直接やり取りして、自分のパソコンにコードが全て入っている、という状態になってしまいます。同じプロジェクト内でも、各開発者の担当箇所を別々に作り、お互いのコードがどうなっているかは知らない、という状態になってしまいがちです。 しかし、よくよくコードを見比べてみると同じような仕組みを別々のプロジェクトが
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Googleカレンダーの情報が見える状態になっている!? 一部で話題になっている“Googleカレンダー大開放”だが、実際にはデフォルトで非公開の設定だ。共有設定に不安があれば、もう一度確認してみよう。 複数のユーザー間でカレンダーを共有できるGoogleカレンダー。便利な反面、間違って設定して、共有したい人以外にも公開してしまうケースがあるようだ。 ある会社では、2006年4月ごろにGoogleカレンダーを使い始めた。当時、日本語版はリリースされておらず、英語版を利用していたことになる。その会社の代表によると、共有設定をしたかどうかについては「覚えていない」という。「覚えてはいないが、お互いに共有し合っているメンバーだけに(カレンダーが)公開されるものと思っていた」。つまり、共有設定を行う何らかの操作を行い、その際、特定の誰かと共有するのではなく、不特定に公開する設定にしてしまった可能性
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