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今回は、ソーシャルグラフを実現する技術についてです。 ソーシャルグラフを実現するには幾つか必要な要素がありますが、まず大事なことはノードの同定です。 つまり、ネット上においてあるサイトにおけるユーザーが、別のサイトにも存在する場合にそれを紐付けるということが必要になります。サイト内に閉じたグラフの場合にはこれは必要ありませんが、ソーシャルグラフはそもそもサイトを横断してグラフを解析しましょうというものです。 同定する必要がある対象は、ヒト、モノ、情報すべてについてになりますが、ユーザーの同定の手段として最も現時点で現実的なのはOpenIDでしょう。 ヒト、モノ、情報--ノードの同定はURL OpenIDは本来ソーシャルグラフのための技術ではなく、ネット上での認証を一元化するためのものですが、OpenIDを作ったのはSocial Graphでも有名なBrad Fitzpatrick氏であるこ
今回はソーシャルグラフの将来とその可能性について考えてみたいと思います。 現在のところ、ソーシャルグラフと言った場合には、ソーシャルメディアにおける人に着目したグラフ、という概念が一般的です。 Wikipediaの「Social graph」の項によれば、ソーシャルネットワークがリンクの有無(もしくはその強さ)だけのものに対し、ソーシャルグラフはリンクの種別を考慮したより上位の概念である、とあります。 いずれにしてもソーシャルグラフという言葉の定義自体が、まだまだ過渡期であるようです。 筆者は前回書いたように、ソーシャルグラフは人に限定したものではない、と考えています。 そしてソーシャルネットワークとソーシャルグラフについて言えば、ソーシャルネットワークはそのリンクの集合、ソーシャルグラフはその構造と現象である、と言えるかと思います。 いずれにしても、ソーシャルネットワークもソーシャルグラ
ヤフーは2月13日、新サービス「Yahoo!プロフィール」を公開した。これは同社が提供しているSNS「Yahoo! Days」のプロフィールページを、従来からあったYahoo!ID保持者のプロフィールと統合し、さらにSNS機能を持たせたものだ。将来的にはAPIを公開し、外部の開発者がYahoo! JAPAN内の人間関係を抽出してサービスを開発できるようにする予定もあり、ヤフーのソーシャル化の要となるサービスだという。 Yahoo!プロフィールが従来のプロフィールページと大きく異なる点は、Yahoo! Daysでつながっている友人が表示されるなど、SNSの要素を加えたところだ。また、Yahoo! JAPANのサービスを通して気になった人、仲良くなった人とメールアドレスを公開せずにメッセージのやりとりをしたり、友だち登録したりすることもできる。友だちを登録する際は、「同級生」「サッカー仲間」な
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