沖縄県中部の産業と観光の町、沖縄県北谷町。2006年に全町規模でSkypeを導入し、職員と町民の多くがチャットやファイル転送にも使っている。 4月6日に開催された「Skypeビジネスセミナー」で、Skypeの導入に踏み切った沖縄県北谷町の事例が紹介された。導入と運用には、どのような失敗と成功があったのだろうか。 北谷町では、2005年に地域イントラネットを光ファイバ化し、翌2006年10月に役場や町内の行政センター、公民館など52カ所にSkypeを配備した。導入の目的は、町内の情報格差解消に向けたイントラネットを利用する内線システムの構築と通信コスト削減、業務効率化だった。 総務部情報政策課の担当者は、「最初にIP電話システムを検討したものの、導入コストが高く、運用にも専門知識が必要なので困っていた。そこで知ったのがSkypeだった」と話す。だが多くの企業が疑問を持つのと同様に、Skype