映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』で初タッグを組んだ芦田愛菜の天才ぶりを振り返る行定勲監督 『世界の中心で、愛をさけぶ』『北の零年』など日本映画史に残る数々のヒット作を生み出してきた行定勲監督が、映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』で初タッグを組んだ、天才子役・芦田愛菜の魅力を分析した。 映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』場面写真 本作は、大阪の団地で大家族と共に暮らすエキセントリックな小学3年生の女の子・こっこのひと夏の成長をハートフルに描いた作品。行定監督が本作を作るきっかけとなったのは2011年3月に起きた東日本大震災だったという。「震災以降、僕らは今後どういう映画を作るべきかと考えていたときに、この原作に出会いました。そのとき、作中に出てくる“イマジン”という言葉に強く惹(ひ)かれました。あの日から東北の方々とどう接するべきなのか、などどうしても整理がつかなかった自分に、