マイケル・ジャクソン、ビーチボーイズなどの輸入盤が「千円」で販売されているCD売り場=東京・渋谷のタワーレコード渋谷店、宮本写す 通常2千円台で売られる音楽CDを千円前後の価格にして消費者をひきつけようとする、レコード店主導の仕掛けが目立つ。過去の名作が中心だが、デフレ傾向の波はCDにも及んでいるようだ。 DVDレンタル最大手「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(本社・東京)は、定価999円の洋楽CD60タイトルを今月4日に発売した。 カーペンターズ、アバ、エリック・クラプトンなどのものは代表曲を収録し、「ベスト盤」と呼べそうな商品だ。大手スーパーの独自企画商品にならい、「音楽業界のプライベートブランド」とうたう。製造は大手レコード会社に委託し、歌詞カードは省略して低価格を追求した。レンタル専門店も含む全国約1400店のTSUTAYAだけで扱い、来年1月末ま