建物の3階付近まで吹き上がる水=2日午後4時5分、川崎市中原区市ノ坪、読者提供 2日午後4時ごろ、川崎市中原区市ノ坪の市道で、埋設されている工業用水の水道管が破損する事故があった。神奈川県警中原署や市水道局によると、長さ5.4メートル、幅4.8メートルにわたってマンホールの周辺が陥没し、水が一時、高さ7メートルまで噴出。周囲の建物のガラス窓が割れ、住宅3軒が床上浸水するなどの被害が出た。けが人はなかった。 現場はJR武蔵小杉駅から南へ約600メートルの市街地。水道局が周辺のバルブを閉じるなどの作業を続けたが、午後6時ごろまで水は止まらなかった。近くの理髪店経営、佐藤勉さん(74)は「バーンという音がして地面が揺れた。何があったのかと驚いた」と話した。