中華レストラン「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの3月の既存店売上高(直営店・速報値)が前年同月実績を14.5%上回り、1967年の創業以来、最高の伸び率を記録したことがわかった。既存店売上高が前年同月実績を上回るのは20カ月連続と好調を維持しており、08年10月以降は金融危機で景気が悪化したのにもかかわらず、伸び率は5%を超え、2月の既存店売上高も同12.7%増と高い伸びだった。 景気悪化で外食を控える消費者が多く、外食産業には逆風が吹き荒れているが、手ごろな価格と個性ある店舗がリピーターを作り、家族連れや学生らをファミレスから奪取し、人気を集めている。 好業績を支えるのは、やはり餃子だ。関東では6ケ220円(その他の地域では200円)という手ごろな価格だが、具材の豚肉は国産の「生」を利用するこだわり。中身も皮も自前で作り、半生状態で店舗に配送し、店内でその日のうちに手巻きし