先日、ある奇妙なサイトにたどり着きました。Some Photographs of That Dayと題されたそのページには、ポラロイド写真と日付がただズラリと貼られているだけ。1日1枚の写真で、日付は1979年3月31日に始まって1997年10月25日に終わっています。撮った人物の名前や説明文なども一切ありませんでした。 「これはいったい何?」と興味を持って最初の写真を見始めたのが夜の10時頃。いつの間にか引き込まれ、行きつ戻りつして全てを見終わった明け方には、静かな感動に包まれていました。そこに映し出されていたのは、ある1人の男性がたどった、学生時代からその死までの人生だったのです。 写真はどれも特別なものではありません。日々の出来事や恋人、友人たち、家族、道行く人、通りや室内の風景、なかには何が映っているのか分からないものも。それでも1枚ずつ見ていくと、この人物がどんな生活をして何をし
![青春時代から病に敗れて亡くなるまで19年間毎日ポラロイド写真を撮り続けたある男の記録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bb16e32c515b1bd030a211781bd8dd57740c7b52/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fyoupouch.com%2Fwp-content%2Fuploads%2Fsites%2F4%2F2012%2F11%2F2012-11-05-19-22-22.jpg%3Fw%3D580%26h%3D305%26crop%3D1)