森晴義さんら「アブソーブ」のメンバーが参加し2000人の生徒と「桜ノ雨」を合唱した八千代松陰高校の「卒業生を送る会」=日本クラウン提供 人気音楽ソフト「初音ミク」が歌う卒業ソングとして話題を呼んだ「桜ノ雨」が、卒業シーズンを迎え、約60校の卒業式などで歌われることが明らかになった。同曲を作った森晴義さんらの音楽ユニット「absorb(アブソーブ)」の楽曲配信も急増しており、卒業ソングの新たな定番になりそうだ。 「桜ノ雨」は、卒業式を迎えた学生たちの気持ちを桜の花びらにたとえ、再会を誓い合う歌。08年2月に森さんが動画投稿サイト「ニコニコ動画」に初音ミクバージョンを投稿すると、初音ミクを女子学生としてとらえた設定などで人気を集めた。多くのユーザーによって派生版の動画も制作され、閲覧数が数十万に上る大ヒットになった。「自分の卒業式で歌いたい」「みんなで合唱したい」という声が上がり、11月には日