早朝から地元の振興会による《草なぎ》のお手伝いに行ってきました。 ちなみに草なぎとは、ありていに言えば草刈りのことです。草を横に払って切る、つまり薙(な)ぐというわけで「草なぎ」です。 そのお手伝いから帰宅すると、昨夜うちに泊まったというひとが起きてきました。 「おはようございます。泊まらせていただきました」 という会話から始まり、それからなんとなくコーヒーを飲みながら茶の間で雑談することになりました。 そこで気になったのが、そのひとの、この話。 「最近知ったんですけど、江戸時代の仕事には『稼ぎ』と『務め』の2種類があったんですって。というのは、お金を得るための仕事が『稼ぎ』、地域コミュニティのための仕事が『務め』。いま仕事と言うと、ほとんど『稼ぎ』が多いような。当時は両方できて一人前とされていたそうですよ」 さて、みなさんはこの話を聞いて、どう感じたでしょうか。 じぶんは40歳まで、暮ら
![「稼ぎ」と「務め」に思うこと。|西村 治久《ソーシャルな隠居》](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3fa6dbbcbf12afe9fe3be8a518ad1f9c442be6e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F4556935%2Frectangle_large_8b2bef416089e4d97b4b2db64da158af.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)