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ブックマーク / note.com/west2538 (105)

  • 「必要に迫る」ということ。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    最近知った格言で「必要に迫られるな、必要に迫れ」というのがありました。まあ、たしかに。必要に迫られる物って、たいてい息苦しい。 たとえば必要に迫られて着用しているマスクがいい例ですよね。 わたしは約40年前の小学6年生のとき、屋でたまたま見かけた雑誌に釘付けとなりました。そこには「マイコン」「パーソナルコンピューター」と書かれてあり、映画でしか観たことのないような機械が個人でも使えることを知ったとき、親に泣きついて一台のパソコンを買ってもらったものです。 当時まわりにパソコンを使っているひとは一人もいませんでした。 だけど「すごい!将来ぜったい必要になる!!」といった感覚を覚え、それからというものファミコンそっちのけでパソコンで遊んだものです。 社会人になると、パソコンは一家に一台とも言える普及を見せました。小学6年生で思い描いた世界が眼前に広がっていくように感じました。わたしはそのブー

    「必要に迫る」ということ。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • なにから始めるか悩んだら読みたい、とあるラーメン屋の話|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    世界的な起業家コミュニティ 『Startup Weekend』 その新潟県コミュニティである 『Startup Weekend Niigata』 じぶんがこのコミュニティ活動に取り組んで7年になりました。 いまでは部の認可を得たファシリテーターとして、Startup Weekendのブランド・目的・起業体験プログラムなどを正しく伝えるべく、イベントの進行を務めたり、そこで知り合ったいろんな起業家の卵たちと日常的に交流を重ねています。 つい昨日も、コミュニティメンバーのひとりからたくさんの地酒が贈られてきました。 なかには手紙も。 さっそくお礼のメッセージを送ったら、イベントで知り合った仲間どうしでその後もミーティングを重ねているらしく、そのひと自身にとっても自宅と職場以外に活動の場ができて楽しい!という返信がありました。 こんなとき、Startup Weekendをやっていてよかったと思

    なにから始めるか悩んだら読みたい、とあるラーメン屋の話|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • ソーシャルな隠居が、いま出来ること|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    わたしは40代でセミリタイアしました。 そうしたら世間と隔絶されるどころか社会との関わりがより一層広がる《ソーシャルな隠居》という生き方に挑戦することになりました。 このnoteでは、その日々で思うことなどを、なんだかんだ4年以上も書き続けています。 今回は、ソーシャルな隠居が、いま出来ることを整理したいと思います。 ちなみに、わたしの普段の活動としては、住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」、地方で起業家を生むコミュニティ「Startup Weekend Niigata」、アプリ「まちかどルート」の開発、ローカルSNS「十日町市のMastodon」「アナザーギルド」の運営など、多岐にわたります。 実のところ、それらは「まちかどギルド」と呼ばれるプロジェクトの一環でもあります。 イマイチわかりにくいでしょうが、要するにわたしの活動をひとくくりにすれば「まちかどギルド」という名前のMyプロジ

    ソーシャルな隠居が、いま出来ること|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2020/04/20
  • 移住して5年。わが家に「ギルドハウス十日町」という名前をつけて暮らしてみた|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    この5年、人生の10分の1にすぎませんが、約半世紀(49年)生きたなかで一番のんびりとしながらも刺激的で幸せな時間を過ごすことができました。 わたしはもともと埼玉県の、川一わたればすぐ東京という、ちょっとした都会に生まれ育ちました。 (うん、少しだけ振り返ってみよう) いまから26年前の1994年。 大学を卒業し、ずっと憧れていた東京のとある会社に就職でき、そのあとも20年近く会社員をしていました。 会社員時代がずっと定年まで続くものと信じながら。 ところが、ちょうど40歳を迎えた2011年。 人生の、大きな転機を迎えました。 リーマンショックを経て東日大震災が起き、まさにいま新型コロナウイルスによる一連の出来事がそうさせているように、いやなニュースばかりが目に付いて不安な日々を過ごしていたものです。 その一方で、SNSやスマートフォンの普及によって、個人でもいろんな働き方や行動を起こ

    移住して5年。わが家に「ギルドハウス十日町」という名前をつけて暮らしてみた|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2020/04/12
  • それでも、あくまで《住まい》として。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    2020年も4月に突入しました。 新型コロナウイルス感染症の拡大に対し、いよいよもって政府から特措法に基づく緊急事態宣言が出されるのではと噂される今日この頃。 知人のゲストハウスなどが次々と一時休業や閉店に追い込まれるなか、さてさて、わが家「ギルドハウス十日町」は相変わらずです。 毎日のように人の出入りがあり、見学したいという連絡もあります。 いまのところ夏までには住人が12名くらいになりそうです。 つい昨日も、洗濯機をゆずってくれた方々がいらっしゃいました。ちょうどいま使っている洗濯機が調子悪くなっていたので大感謝です。 また、集落のお手伝いに行ったのですが、わたしとの生後3か月になる赤ちゃんの顔を見たみなさんから改めてお祝いの言葉をいただきました。そういえば出産祝いに洋服やお米などをいただきました。ご近所さんに恵まれていることを実感しています。 わたしは、ギルドハウス十日町があくまで

    それでも、あくまで《住まい》として。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2020/04/06
    わたしは住まいという視点からじぶんの出来ることをします
  • わたしの『住み開き』との出会い|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    2012年の7月下旬。 3年以上もの全国旅となった、あの冒険の途中、わたしは神戸に滞在していました。 そして、神戸のコワーキングスペースで出会ったひとに見せてもらったのが『住み開き』という題名のでした。 住み開き-住まいを無理のない範囲で開放し、ひとの集う場とする考え方。 書籍になるくらい、2012年にはすでに住み開きを実践している方々がいて、しかもいろんな開放の仕方があるんだなあ、と思いました。 車庫を画廊としたり、家の棚を私設図書館として開放したり...。 それも日曜日だけだったり、イベントを開催するときだけとか。 みんな、じぶんのライフスタイルに合わせて無理のない範囲で自宅を開放しているようでした。 まるで芸術のように自由だと感じました。 そういえば2013年の9月、京都で「住み開きサミット」というイベントがあり、参加したことがありました。そこでも多くの実践者とお会いでき、いろん

    わたしの『住み開き』との出会い|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • なぜみんな隠居しないのか|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    そんなことになったら社会が成り立たない、と言われるかもしれませんね。 実際、じぶんの《ソーシャルな隠居》という生き方に対し、5年近くで延べ8,200人を迎え入れてきたなかで「わたしも隠居したい」「ハルさんはいいなあ」などと数えきれないほど言われましたが、「わたしにはできない」「やってみたいけど今すぐには難しいなあ」という反応がほとんど。 だけど... 最近のSNSのタイムラインでは「共働きでこどもを預ける場所がない」とか「生きるためには満員電車に乗らざるを得ないんだよ」とか「リモートワークなんて出来るわけない」といった多くの悲観的な声を見かけます。 挙句の果てには「このままでは生きていけない」という不安の声も。 そのたびに... じぶんは《ソーシャルな隠居》という生き方に転換して良かった、と思います。不可能も難しさも悲観的な気持ちも不安も、じふんには無いからです。 だから... なぜみんな

    なぜみんな隠居しないのか|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2020/02/29
    noteに綴り始めたのも「うるう年」だった。もう4年か...
  • あなたの《時間年収》はどのくらい?|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    「時間年収」というのを勝手に考えてみました。 それって何? えーと、つまりは、1年間を通じて自由に使える時間のことですね。 式にすると 自由に使える時間x365日=時間年収(h) となるでしょうか。 時は金なり。 今回は賃金の年収ではなく、時間の年収を考えてみたというわけです。 ここでは例として、自分の時間年収を計算してみました。 と、その前に... 三大都市圏の平均時給は1,082円だそうです。 (2020年1月度) 労働時間は週平均で約45時間とのこと。 (2018年の実績) これらから単純に計算すると、2,160時間の労働で年収234万円を得ていることが、ひとつの目安となります。 ちなみに24時間x365日=8,760時間なので約25%が労働時間という計算。 ここから睡眠時間の平均をたとえば6時間として、その分を引くと 睡眠時間を除いた1年間の時間(6,570時間)のうち、労働時間が

    あなたの《時間年収》はどのくらい?|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2020/02/24
    自分の“時間”を考えながら書きました
  • 住み開きの古民家を《リモートワークxコワケーション》の場に|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    わたしが立ち上げた住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」を、リモートワークやコワケーションの場として使うひとが増えています。 ごく最近では新型コロナウイルスの影響で在宅勤務を推奨している企業が報道で大きく取り上げられていましたね。 たとえば実際、週に何日かリモートワークを認められている会社員が、観光と仕事を兼ねてギルドハウス十日町にやってきて、数日滞在することがありました。 また最近では、冒頭の写真がそれですが、ギルドハウス十日町で今年から始めたStartup Weekend Niigata miniという起業イベントに県外から参加し、アイデアを形にするための仲間やきっかけを得たひとたちがいました。 ほかにも、プログラミングなどの短期集中スキルアップのため数日の滞在をしていくケースなど、さまざまです。 ギルドハウス十日町では、山奥の限界集落にありながらも、常に10名前後と共同生活をしながら

    住み開きの古民家を《リモートワークxコワケーション》の場に|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • 世界の片隅の、ほんのひとときの、ちょっとしたヒトリゴト。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    このnoteは《ソーシャルな隠居》という生き方をつづったもの。 なんだかんだ4年間くらい書き続けていますね。 ちなみに、ソーシャルな隠居という生き方は今度の5月で5周年。 そんな5年のあいだ、自宅に「ギルドハウス十日町」という名前を付けて、住み開きなどのコンセプトといっしょに発信したら、全国・海外から延べ8,200人以上がやってきて、そのうちの70名と共同生活を営んできました。 ほぼ5年が経った今も相変わらずで、この春にはなんと計10名を迎え入れて一緒に住むことが決まっています。 以前わたしが3年以上かけて全国を旅したとき、いろんな場に滞在させてもらいながら多くの体験と学びを得てきました。 そんな場のなかには1~2年も経たずに終わったり、そもそも始まらなかったという所もありました。 シェアハウス、ゲストハウス、コワーキングスペース...その他いろんな場の良いところ。そしてじぶんにとって違和

    世界の片隅の、ほんのひとときの、ちょっとしたヒトリゴト。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • シェア暮らしの溝を埋めるのはルールではなく信頼関係だという話。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    2020年、最初の記事。 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 ソーシャルな隠居の日々で思うことをつづるこのnote。 もうすぐ丸4年を迎えようとしています。 2020年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、過去4年でいろんな記事を書いてきました。 いままでの記事にあるように、2015年、自ら立ち上げた《住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」》という新しい形の住まいで、わたしは「ソーシャルな隠居」という生き方を始めました。 隠居と言うと世間から隔絶される印象があるでしょうが、わたしの場合はより一層ひととのつながりが広がる、ソーシャルな隠居とうたっています。 というのも、わたしの住まいであるギルドハウス十日町は、限界集落と言って良いほどの山奥にあるにもかかわらず過去4年間で国内外から延べ8,000人以上の訪問を受けており、テレビの全国放送や雑誌・書籍などに取り上げられている、

    シェア暮らしの溝を埋めるのはルールではなく信頼関係だという話。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2020/01/16
    2020年、最初のnoteを書きました。
  • ギルドマスターが選ぶ、ギルドハウス十日町『2019年の10大ニュース』|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    みなさん、こんにちは。 住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」の設立者、ギルドマスターの西村です。初めてのひとに自己紹介するとき、よく言うのですが、名前が治久(ハルヒサ)なので、まわりからは「ハルさん」と呼ばれています。 よかったらみなさんもそう呼んでもらえると、とてもうれしいです。 さて、2019年も残り1ヶ月という時期。毎年12月の恒例となった企画「アドベントカレンダー」のためにこのnoteを書いています。 アドベントカレンダーはこちら https://adventar.org/calendars/3983 アドベントカレンダーでは、ギルドハウス十日町に住んだり訪れたりした25名の記事を読むことができます。 今回の2019年版で4回目ということで、過去3年間(2016年・2017年・2018年)で25×3=計75個の記事がたまりました。ということは2019年版も合わせると、ちょうど10

    ギルドマスターが選ぶ、ギルドハウス十日町『2019年の10大ニュース』|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • 時間をつくる《何か》に感謝を。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    2019年の11月もあっという間に3週目に突入。 2015年の5月から約4年半にわたって続いている《ソーシャルな隠居》という生き方は相変わらずです。 最近では、の安産祈願のために開催したホームパーティーでもたくさんのひとがわが家「ギルドハウス十日町」に集まってくれました。 妊娠したということもあって今年はわりと"控えめ"な場づくりをしてきたけれど、それでも冒険者たちはやってきます。 さて、そんな相変わらずの隠居生活をつづる、このnote。 たとえばこんなことを書いてきました。 どちらも共通するテーマは「時間」です。 ソーシャルな隠居という生き方において最も重要な要素のひとつが、この「時間」と言えます。 じぶんの時間が持てなければ、ソーシャルな隠居は成立しません。 わたしは自らの住まいに「ギルドハウス十日町」という名前を付け、そこに「住み開き」といったコンセプトをはじめとする100個以

    時間をつくる《何か》に感謝を。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
  • 人生の歩み方に通ずるような、自分らしくいられるタイムラインを持つ|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    1969年10月29日はインターネットが誕生した日とされているそうです。 そんなことを知った50年後の今日。 つまり2019年10月29日にこのnoteを書いています。 そういえば初めてインターネットに触れたのはいつだっけ?だなんて思い、おもむろに下記のような略歴をまとめてみました。 50年前といえば、だいたいじぶんが生まれたころ。 思い起こせば、初めてパソコンを使ったのは1983年。まだ小学6年生。36年前ですし友だちはパソコンを知らずファミコンに興味津々でしたね。 1987年。 高校に入学し、パソコンクラブに入部。確かそのころからパソコンと電話回線を使って通信することを覚えましたね。 でもそれはまだインターネットではありませんでした。「パソコン通信」と呼ばれていたものです。 ところで当時の高校にパソコン部があったなんてスゴイことだなあ、と。しかも公立としては珍しく40台くらいのパソコン

    人生の歩み方に通ずるような、自分らしくいられるタイムラインを持つ|西村 治久《ソーシャルな隠居》
    west2538
    west2538 2019/10/29
    #インターネット誕生日 に書きました
  • ファミレスとは違う居場所づくり|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    9月最後の金曜日にこのnoteを書いています。 わたしが暮らしているのは新潟県の十日町市(とおかまちし)という、人口5万人あまりの中山間地域。周辺の田んぼでは稲刈りがほとんど終わり、いよいよ格的な新米の時期を迎えようとしています。 ちなみに魚沼エリアにあたるため、作られるお米は魚沼コシヒカリです。だから余計に、新米の塩むすびをべるのがとても楽しみ。近々わが家のウッドデッキでバーベキューをしようと思っています。 そんなわが家では常に10名前後が共同生活をしており、さらに全国・海外から4年間で8,000人を迎えてきました。 山奥の限界集落にある一軒の住まいにもかかわらず、です。 だけどシェアハウスではないし、旅人の宿・ゲストハウスでもありません。 そもそも事業としてやっていません。 ただの住まいであり、個人宅です。 わたしは自らの住まいに「ギルドハウス十日町」という名前を付け、コンセプトと

    ファミレスとは違う居場所づくり|西村 治久《ソーシャルな隠居》
    west2538
    west2538 2019/09/27
    住人から「具体的に言ってください」と言われて思ったことを書きました。
  • 限界集落に四十数年ぶりの赤ちゃん。ベビーシャワーのパーティーを開催します|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    noteを始めて3年と7か月。 気が向いたときに少しずつ書き足していったら、いつのまにか160目の記事になりました。 ここでは、《ソーシャルな隠居》という新しい生き方に挑戦しているじぶんの日常や考え方をいろいろ綴っています。 そしてこのたび、ひとつの大きなライフイベントを迎えようとしています。 それは、の出産です。 出産予定日は2020年1月8日。ここ特別豪雪地帯である十日町市の津池集落では実に四十数年ぶりの赤ちゃんとなるそうです。 じぶんが立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」。立ち上げから4年半、常に10名前後(累計60名)で共同生活しながら全国・海外から延べ8,000人の訪問を受けてきました。 山奥の、たった6軒しかない限界集落において、お店でも宿でもない住まいとして、これほどの関係を築く場がどれほどあるでしょうか。 そうした場が珍しいのか、これまでテレビの全国放送や発

    限界集落に四十数年ぶりの赤ちゃん。ベビーシャワーのパーティーを開催します|西村 治久《ソーシャルな隠居》
    west2538
    west2538 2019/09/18
    久しぶりにパーティーやります。
  • 《ソーシャルな隠居》は「言い得て妙」|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    先日とあるご縁で社会学者の上野千鶴子さんといっしょにシンポジウムに登壇する機会がありました。 上野さんといえば東京大学の名誉教授であり、同校の入学式での祝辞で話題になってテレビ番組の『情熱大陸』にも出演されたほどの方です。 お会いするのが実は二度目だったわけですが、今回いっしょにお寿司をいただいたりと、いろいろお話をすることができました。 そのとき上野さんから言われたのが 「西村さんの『ソーシャルな隠居』という言い方はおもしろいと思う。昔のひとは隠居してから社会とのつながりを広げて活躍していったものよ」 というような言葉でした。 つまり《ソーシャルな隠居》という自己表現は「言い得て妙」ということみたいです。 その言葉がとても印象に残っていて、ちょこっと調べてみたら、確かに昔のひとは隠居してから社会的なつながりを広げて活躍していたような文献をいくつか拾うことができました。 要するに隠居と隠遁

    《ソーシャルな隠居》は「言い得て妙」|西村 治久《ソーシャルな隠居》
    west2538
    west2538 2019/09/13
    このあいだ言われたことが印象的だったので書きました
  • 不安と隣り合わせの時間と場所を作る。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    このnoteを書いているあいだ、九州に大雨特別警報が出てTwitterのトレンドには「自宅待機」「警戒レベル5」といったキーワードが上がっています。 それに伴い、気象庁から「命を守る行動を!」と呼びかける会見の映像がネットに流れていました。 もうすぐ9月。自ら立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」で、この半年のあいだチャレンジしていた《仕掛け》がありました。 それは「場を休ませる」ということです。 例年だとゴールデンウィークや夏休みの時期などに周年祭やギルドキャンプやら何やら仕掛けていたのですが、今年はあえてそれらをせず、場を休ませることに徹しました。 なぜ、そのようなことをしたのか。 ギルドハウス十日町を立ち上げる前、たしか新潟市内の図書館に行ったときのことです。 そこは著名な建築家・安藤忠雄さんの設計した図書館でした。 せっかくなのでその図書館の書架から安藤さんの著書を何冊か

    不安と隣り合わせの時間と場所を作る。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
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    west2538 2019/08/28
    半年かけて仕掛けたことを書きました。
  • 『ビブリア古書堂の事件手帖』で思い出した、カタリストの話。|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    令和最初のお盆シーズンが明けました。 夏休みらしく? 今回は読書感想文です。 お盆を迎えたのは、じぶんが立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」では5回目。 そしてお盆まっさかりの8月15日には《48歳の誕生日》を迎えました。 その日、とくにイベントとして企画したわけでもないのに、みんなが手握りのお寿司やアジフライ、お酒、花束などを用意してくれて。たまたま居合わせた冒険者も交え、とても楽しく過ごすことができました。 改めて住人たちに恵まれていることを実感。来月には新しい住人たちがやってきます。そして新年には小さな新しい家族が加わります。 48歳もいろいろありそうです。 さて、そうしたお盆シーズンが明け、なんだか梅雨に逆戻りしたような雨模様の日々、とある7冊のを一気に読み終えました。 『ビブリア古書堂の事件手帖 1~7』 (KADOKAWA/三上 延 著) 累計680万部のベストセ

    『ビブリア古書堂の事件手帖』で思い出した、カタリストの話。|西村 治久《ソーシャルな隠居》
    west2538
    west2538 2019/08/22
    夏休みの読書感想文を書きました
  • 食費込2万5,000円がどうして生まれたか|西村 治久《ソーシャルな隠居》

    今回は珍しく、お金の話です。 じぶんが2015年に立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」。この4年と3か月のあいだに延べ7,800人以上の冒険者を迎えてきました。 そのうち共同生活を営んできた人数は、最近またひとり住み始めてちょうど60名になりました。今年になってからだとちょうど10人目です。あとそれから、数日滞在したひとも数えれば、いったい何人になるのやら。 たった6軒しかない山奥の限界集落において、お店でも宿でもない一軒に全国・海外からそれほどのひとの関係性が築かれる家は、おそらく他にあまり例がないでしょう。 そして、そこでのひとり当たりの一か月の生活費ですが、費・水道光熱費・インターネット代をすべて含めて2万5,000円としています。 ただしその2万5,000円というのはあくまで対外的に示すための参考値であって、実際にはその額に満たない住人もいます。1円も出せていないひと

    食費込2万5,000円がどうして生まれたか|西村 治久《ソーシャルな隠居》