早朝から地元の振興会による《草なぎ》のお手伝いに行ってきました。 ちなみに草なぎとは、ありていに言えば草刈りのことです。草を横に払って切る、つまり薙(な)ぐというわけで「草なぎ」です。 そのお手伝いから帰宅すると、昨夜うちに泊まったというひとが起きてきました。 「おはようございます。泊まらせていただきました」 という会話から始まり、それからなんとなくコーヒーを飲みながら茶の間で雑談することになりました。 そこで気になったのが、そのひとの、この話。 「最近知ったんですけど、江戸時代の仕事には『稼ぎ』と『務め』の2種類があったんですって。というのは、お金を得るための仕事が『稼ぎ』、地域コミュニティのための仕事が『務め』。いま仕事と言うと、ほとんど『稼ぎ』が多いような。当時は両方できて一人前とされていたそうですよ」 さて、みなさんはこの話を聞いて、どう感じたでしょうか。 じぶんは40歳まで、暮ら