ワタシのやっているカセギのひとつが中学校三年生と関わる仕事なのです。たまたま話題が情報化社会とプライバシー権だったこともあって、ある男の子から「プライバシー権っていうけど、昨日のアレ、どうなの? 大丈夫?」との話題の振りがありました。 …別に恣意的に学力調査に話題を仕向けた覚えはないのですが、どうも彼ら・彼女らの心の琴線に昨日の出来事は触れていたようです。「どう思う。どうだった?」などとあいまいな水の向け方をしたら、調査への不平不満が渦巻きはじめました。「おや?」という気にさせられたので、なるべく議論を、先ずは学力調査の方にまとめて、子ども達の話を聞いてみました。 大まかにその不満を言葉にすると、「あんな内容の薄いテストをするな」というもの。「内容の薄い」とはワタシの言葉になっちゃってるのですが、これは、ひとつの含意は、問題内容が(彼ら・彼女らの実感として)簡単すぎたため「意味がない」とい