ストーンズ流ロックンロール・サーカスはこれだけ稼ぎ出す 2006年2月18日。ブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナビーチには、一晩で150万人(*1)もの人々が集まった。無料コンサートとはいえ、リゾート地の海岸がこれほどの大観衆で埋め尽くされる光景は滅多にお目にかかれない。「世界最高のロックバンド」と謳われるあのローリング・ストーンズのステージを観るためだ。 このコンサートは当時の新作『ア・ビガー・バン』のワールドツアーの一環だった。32ヵ国118都市を巡るストーンズ流ロックンロール・サーカスは、2005年8月から丸2年も続けられた。結果的に144回公演で468万人(コパカバーナの人数は含めず!)を動員して、5億5825万ドルもの収益を生み出し、ツアー興行記録(*2)を塗り替えてしまった。 驚くのはまだ早い。 ビルボード誌が発表した「90年代以降のツアー興行収益のトータルランキング」で
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