「国会の爆弾男」と名をはせた旧福岡1区選出の元衆院議員、楢崎弥之助(ならざき・やのすけ)さんが29日、福岡市東区の自宅で死んでいるのが見つかった。91歳だった。葬儀・告別式は未定。 【写真】菅首相:90歳「師匠」楢崎弥之助さんがエール 同日午後6時半ごろ、東京都内に住む楢崎さんの友人から、楢崎さんの孫に「連絡が取れない」と電話があった。孫が自宅に行くと、風呂場で楢崎さんが倒れ、亡くなっていたという。楢崎さんは一人暮らし。右足が不自由で05年からリハビリ生活を続けていた。 楢崎さんは福岡市出身。戦後の社会党結党に参加した。故・松本治一郎参院議員(部落解放同盟委員長)の秘書を経て1960年に衆院に初当選した。83年の総選挙で苦杯をなめ、84年の福岡市長選にも落選したが、86年の衆院選で返り咲き、計11回の当選を果たした。77年に社会党を離党し、翌年に社民連を結成して初代書記長に就任。93