福井、福井南署、県警公安課の合同捜査本部は31日、預金があるのに生活保護費を不正に受けていたとして、詐欺の疑いで福井県永平寺町松岡志比堺、職業不詳、政治団体代表日本国王(ひのもとくにお)こと清水国王(しんすいこくおう)容疑者(66)を逮捕した。合同捜査本部によると、同容疑者は「預金は別の人物が入金した」などと容疑を否認している。 逮捕容疑は資産があるにもかかわらず、2010年7月から11年2月まで、福井市から生活保護費として、生活扶助約67万円を受け取り、入通院料の医療扶助約238万円の支払いを免れた疑い。 清水容疑者は08年9月から、当時住んでいた福井市に申請し生活保護費を受給していたが、県警は、10年6月に清水容疑者の銀行口座に約1千万円の入金があったと確認した。 同課によると、清水容疑者は改名を繰り返し、生活保護申請時の氏名と口座の名義は違っていたという。11年3月に自ら生活保