2008年5月15日のブックマーク (1件)

  • 波打ち際としての建築──『藤本壮介|原初的な未来の建築』書評

    『現代建築家コンセプト・シリーズ1 藤壮介──原初的な未来の建築』 著者:藤壮介、伊東豊雄、五十嵐太郎、藤森照信 定価:1,890円(税込) 2008年4月15日 INAX出版発行 ISBN 978-4-87275-148-2 闇のなかの影絵──。書の一節である。 それは矛盾のように思える。そんな影絵など、見えるはずがないと。 しかし、建築家・藤壮介氏は、闇のなかの影という、あるかなきかのこのかすかな違いに、ものと空間が分かれ始める瞬間の出来事を見ようとする。 それは沈黙のなかに音を聴くことに似ている。 具体的には、35cmのムクの角材を積み上げて作る小さな住まいのプロジェクト「熊アートポリス次世代木造バンガロー」(2005─08)として、木材という「もの」とそのあいだの「空間」との境界が限りなく曖昧にされる。 虚と実が未分化のまま、その「あわい」に、あるいは「あわい」として、建

    波打ち際としての建築──『藤本壮介|原初的な未来の建築』書評
    whirligig
    whirligig 2008/05/15
    波打ち際としての建築