これはだいぶ以前から考えていたことなのだが、なかなかこの考えを吐露する場がなかったので、記事にする前に躊躇はした。しかし、原発の問題も国民の多くから忘れ去られてきているかもしれないので、あえてここで書かせていただきたい。この記事を書くにあたって前置きをさせていただくが、私は原子力に関してズブの素人である。 1.事故が起きてから「脱原発」では説得力が無い 脱原発へ向けて精力的に活動されている方がいることは知っている。将来的に脱原発を目指すべきであることも分かっている。しかし、東日本大震災の津波によって、ある日突然福島第一原子力発電所の事故が起きたからといって、途端に脱原発を唱え始めたのだとしたら、それは少々筋が違うような気がしてならない。 なぜなら、日本国民はこれまで数十年もの間、原子力エネルギーの恩恵に与ってきたという事実があるからだ。排ガスを出さない極めてクリーンなエネルギーとして国民を