民主党・福島伸享議員が2月19日の予算委員会の中で「同人誌は価値がない」と発言したところ、その部分だけが切り取られ、「同人作家を敵に回した」と物議をかもしています。しかし該当の部分はもともと、同人作家を守る観点から発言されたもので、本来意図していたものとはまったく逆の意味で拡散されてしまう事態となっています。 衆議院インターネット審議中継のアーカイブより。福島議員の答弁は5時間26分ごろから 問題の発言があったのは、TPPと著作権についての答弁の一幕。これまで日本の著作権法では、著作権が侵害されても「実害」があった分しか保証されないため、無名の同人作家は賠償額も低く、賠償を恐れない違法ビジネスが横行してしまっている――という問題を提起する内容でした。 該当部分の書き起こしは以下。 例えばコミケとか同人誌というのがあります。これは無名の人ですから価値がありません。仮にこの著作権が侵害されたと