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ブックマーク / tukinoha.hatenablog.com (6)

  • 『テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION』−原作を知らない人にこそ勧めたいメディアミックス作品 - tukinoha’s blog

    テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION 第1巻 (通常版) [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/06/08メディア: DVD クリック: 38回この商品を含むブログ (9件) を見るゲームキューブやPS2で発売されたゲーム『テイルズオブシンフォニア』。先日全4巻でOVAされたということで、遅くなりましたが第1巻を見ました。製作はユーフォーテーブル、シリーズ構成はお馴染みの金月龍之介氏。うわ、ユーフォーテーブルの新作が出ていたとは知らんかった! 結論から言うと、RPG原作のアニメとしては非常に出来が良いと思います。3年前にもシリーズ第1作である『テイルズオブファンタジア』がやはり全4巻でOVA化され、それがあまり良い出来ではなかっただけに、余計『シンフォニア』の上手さが引き立ちます。 参考:テイルズオブファンタジア - tuki

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  • 『らき☆すた』は日常を描いたのか? - tukinoha’s blog

    「こんなにスポーツ出来るのに、何で運動部とかに入らないの?」 「だって部活に入るとさぁ……ゴールデンタイムのアニメが見れないじゃん」 『あずまんが大王』が「ありそうでありえない日常」を描いたとすれば、この『らき☆すた』は「当にありそうな日常」を描いている、と感じさせる点で異質な作品であると言えるのかもしれません。「チョココロネは頭と尻尾のどっちからべる?」なんて「たい焼きは頭と尻尾のどっちからべる?」と同じレベルの、ごく日常的な会話ではありませんか。 このような固有性のない繰り返される日常を「物語」として成立させているのは形式であると言えます。そもそも京アニの作画が賞賛される原因として、単純に作画が優れていることと共に、形式を知覚させること、「ここは作画に注目だ」と視聴者に教えるような作品構造をとっていることが挙げられるでしょう。『らき☆すた』においてはOPとだけではなく編において

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  • 「この作品が好きだ」と胸を張って言えるのか - tukinoha’s blog

    http://d.hatena.ne.jp/t-j/20070329 「オタクエリート」がもっと名作を評価して、クリエイタが名作を生み出す土壌を作ろうぜという話。そもそも「名作」は誰が判定するの、という視点がない以上、価値観の押し付けだといわれてもやむをえない部分はあると思います。 ですが、僕はこの引用元の筆者に対してすごく共感を覚えました。感動した、と言っても良いでしょう。 僕自身の批評傾向としては、作品の価値判断まで踏み込まない(踏み込めない)、解釈の多様性を示すだけにしておくことが多いです。それがある意味ではレビュアの誠実さであると僕は考えているので。 その一方で、僕は引用元の筆者や がくえんゆーとぴあ まなびストレート!がオモシロイ - 吉田アミの日日ノ日キ のように、ある作品について自信を持って肯定出来るレビューも大好きです。何その矛盾、という話をもう少し。 人を動かす批評には例

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  • OVA ToHeart2―「萌えアニメ」におけるコンセンサスの獲得 - tukinoha’s blog

    人が「萌えアニメ」に触れたときの態度は、たいていの場合以下の3つのうちのどれかに該当するのではないでしょうか。 1.拒絶する。 2.好みは人それぞれ、と相対化して受け入れる。 3.特権化して受け入れる(「萌え」のルーツは江戸文化に云々)。 1は言うまでもなく意味がありません。萌えはポルノだ、萌えは思考停止だ云々って、それは「あなた」の定義でしょう?と。3は、ある意味では「差別される側」から「差別する側」へと変化しただけのようであり、やはり正しくないように見えます(参考記事:文化とサブカルの微妙な関係−「エロゲを擁護する」とは−)。 では、2の態度が最も正しいのでしょうか?萌えアニメ、自分は好きだけど、嫌いな人もいる。そこで「好みは人それぞれだから」と相対化するのは大人の態度のようにも見えます。 しかし、実は2の態度も、それだけでは不十分なものです。 当に好みは「人それぞれ」なのでしょうか

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  • サーカス作品の歴代OPに関するごく簡単なまとめ(だいたい完全版) - tukinoha’s blog

    先日公開されたD.C.?の歌と映像があまりに素敵過ぎるので以前書いた記事に手を加えてみました。文章、映像の分量が増えています。 『水夏』よりyozuca*『Fragment〜The heat haze of summer〜』。 リメイクされるごとに歌い手が変わる上に、Youtubeにはオリジナルがないという難儀な曲です。最初に曲だけを聴いたときはそれほど良いとは思わなかったのですが、映像と合わせて鑑賞して初めて良さがわかりましたね。余談ですが、他人に一だけエロゲを薦めるなら、僕は迷わず『水夏』を選びます。『ef』へと至る御影氏の作風はこのとき既に完成されていたのかもしれません。 『D.C.〜ダ・カーポ〜』よりyozuca*『ダ・カーポ〜第2ボタンの誓い〜』。 映像には初代のPC版と、移植後のPS2版の2種類があります。こちらはPC版。 続いてPS2版。yozuca*のデビュー曲としても有

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  • エロゲからアニメに継承されたもの - tukinoha’s blog

    「この曲の名前ご存知ですか?」 「いや。よく聴く曲だけど……」 「カノンです。パッヘルベルのカノン」 「カノン?」 「同じ旋律を何度も繰り返しながら、少しずつ豊かに、美しく和音が響きあうようになっていくんです。そんな風に、一見違いのない毎日を送りながら、でも、少しずつ変わっていけたらよいですよね……」 −京アニ版『Kanon』第14話より− 祐一と佐祐理さんが喫茶店で会話をするシーンから抜粋。タイトルについて言及する、おそらく唯一の例でしょう。原作ではついに語られなかったKanonの意味、正典からカノン砲までいろいろ考えられる中で、パッヘルベルのカノンを選んだことに特別な意味を見出したいと思うのは僕だけでしょうか。 タイトルへの自己言及、という点では作品は違いますが以下の台詞も非常に印象深いものでした。 「人生ゲームのようにリセット出来ないと言うけれど、当にそうだろうか。つまずいても、

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