トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 ゆるキャラ悲鳴、猛暑に負けるな 口元に水チューブ、冷却ジェル… 2010年8月17日 夕刊 写真撮影の合間にうちわで涼を取るひこにゃん=3日、滋賀県彦根市の彦根城で(伊藤弘喜撮影) 夏のイベントになくてはならない「ゆるキャラ」たちが厳しい暑さに悲鳴を上げている。着ぐるみの中に給水用のチューブを入れたり、発熱時に使う冷却シートを体にはるなど、耐える日々が続く。愛らしいしぐさで人々を和ませるゆるキャラにとっても、今年の暑さは「緩く」ないようだ。 滋賀県彦根市の彦根城天主前広場。カメラを手にした観光客らの中心で、全国的な人気を誇る「ひこにゃん」がタンバリンを手にさまざまなポーズ。脇でスタッフが時々うちわで風を送る。記念撮影の場所も木陰に移している。市の公式見解では「中に人はいない」ことになっているひこにゃん。時折見せる肩で息をするしぐさが、