地方の医師不足を解消するため大学卒業後に特定の地域での勤務を義務づける医学部の「地域枠」をめぐって、全国22の大学が設ける地域枠で欠員が2割以上生じていることが分かりました。厚生労働省と文部科学省は本来の機能を十分に果たしていないとして、改善を求めています。 厚生労働省が地域枠の学生数について初めての調査を行い、今年度の入試では合わせて22の大学が23の府県で設けている地域枠に2割以上の欠員が生じているという結果を取りまとめました。 このうち国立大学では千葉大学の千葉県、東北大学の宮城県など12の大学、私立大学では近畿大学の静岡県、大阪府、奈良県、和歌山県など10の大学の地域枠が2割以上欠員となっていました。 多くのケースで地域枠と一般枠を区別せずに入学試験を行い入学後などに希望者を募る方式を採っていたため定員に達しなかったということです。 医学部の定員は国によって決められていて、10年前
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