東京都の石原慎太郎知事は2日、フジテレビ「新報道2001」で、地域政党「大阪維新の会」の橋下徹市長の国政進出について「橋下さんは今、絶対に出られないし、出るべきではない」と述べた。 石原氏は、橋下氏に対し「あえて大阪府知事を辞めて市長になり、大阪都構想という新しい自治体の形を模索し、国会まで動いているのに、自分が預かる非常に問題の多い大阪市を立て直さないと顰蹙(ひんしゅく)を買う。その責任は痛感していると思う」と指摘した。 石原氏自身の国政への早期復帰に関しては、沖縄県・尖閣諸島の購入をめぐり国と交渉を進めている現状を踏まえ「尖閣は私が言い出したもので、できるだけ早く片付けたい。尖閣の決着は次の知事がやるというわけにはいかない」と否定的な考えを示した。 一方で「日本の現況を国政レベルでなんとかしたい。本当の保守合同をやり直す必要があるし、(自民党結党の立役者である)三木武吉がやったみたいに