成層圏プラットフォームの構想図 成層圏プラットフォーム(せいそうけんプラットフォーム)とは、成層圏飛行船やソーラープレーンなどの航空機を利用して、成層圏にあたる高度約20キロメートルの高さに常駐する通信用空中プラットフォームである。主に通信や放送への活用を目的に研究開発が行われている。 今日の無線局は地上の設備もしくは人工衛星に搭載する形で設置されている。地上に設置した場合は周辺の障害物の影響を受けやすくサービスの提供できる範囲が限られてしまい全国に膨大な数の中継局を設置する必要があるという欠点があり、人工衛星を利用した場合は電波強度が非常に小さくなりパラボラアンテナなど比較的大型な受信設備が必要になる、遠距離との通信である為にタイムラグが生じるという欠点を抱えているが、成層圏プラットフォームを用いた場合には高度20キロメートル程度の上空に無線局を設置するため、サービスの提供範囲を半径数十