ヨーロッパ各国のソブリン債CDS(2010-2011年) クレジット・デフォルト・スワップ(英語: Credit default swap, CDS)は、デリバティブ、特にクレジットデリバティブ(=信用リスクの移転を目的とする)の一種。特定の会社等が倒産したとき等に、一方の当事者から他方の当事者に、あらかじめ定められた範囲の金額が支払われる。 銀行の自己資本比率を高める手法の一つとしても利用される。 一般向けの説明では保険とされているが、CDSは金融商品であり保険関連の法律に該当しないとの認識である。 クレジット・デフォルト・スワップの一つの取引(契約)は、2当事者の合意により成立(約定)する。これらの当事者の一方は「プロテクションの買い手」、もう一方は「プロテクションの売り手」という呼び名の役割を担う。 ここでまずはCDSの一般的な用途に基づいたケースを考える。 ある者Aは、X(国や企業