10月、パレスチナ自治区ガザの境界付近で破壊されたイスラエル軍戦車の上で、パレスチナの旗を掲げるハマスの戦闘員ら(ゲッティ=共同) 【ニューヨーク=平田雄介】国連監視団体のUNウォッチ(本部スイス・ジュネーブ)は7日までに、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が雇用する教師ら20人がイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃を交流サイト(SNS)で「祝福した」とする報告書をまとめた。国連職員として求められる中立性などに反するとして、教師らの解雇を求めている。 報告書は6日付。ハマスが実効支配するガザなどでUNRWAが運営する学校の教師や職員らが、10月7日以降のテロ攻撃を正当化したり、人質拘束を支持したりしていた。UNウォッチは報告書を米国や欧州連合(EU)などに提出し、UNRWAへの資金拠出の一時停止を要請した。 報告書によると、ガザにある学校の校長は7日のテロ直後、