はじめに 脆弱性検知ツールVulsを使うとシステムに内在する脆弱性を一発で俯瞰することができ、非常に便利です。 ただ実際には、運用的にステージング環境で検証を行ったあとサービスのメンテナンス時間にアップデート作業を行うため、直ぐに最新版を適用することが難しかったり、脆弱性の深刻度・攻撃元区分(ローカルかリモートか)によっては適用しないといった判断をすることもあるかと思います。 そういった場合、Vulsで毎日自動スキャンしたあと見つかった脆弱性全部をレポートするのではなく、前日との差分だけ通知してくれたほうが運用的に管理しやすい場合もあります。 導入については各所に纏まった手順があるため、今回はスキャン後の差分レポートの作成についてのみ記載したいと思います。 スキャン後にレポートの差分だけメールする 当初、スキャンが終了したホストの順でレポート結果が出力されていたためタイミングによって順番が