公開中のアニメ映画「この世界の片隅に」は、第二次大戦下の広島を舞台に、戦況が悪化する中、少しでも楽しく生きようとする主人公たちの姿が描かれる。緻密な調査で再現した戦時下の暮らしを舞台に、人々のささやかな喜びと悲しみを描く傑作となった。片渕須直監督に聞いた。 (岡本耕治) 《のんびりやで絵を描くことが好きな18歳のすずは昭和19年、広島市から、呉市の周作のもとに嫁ぐ。物資が不足する中、すずたちはさまざまな工夫で毎度の食事を用意し、絵を描いて毎日を過ごす。しかし、戦況は日に日に悪化し…》 こうの史代さんの原作漫画を読み終わらないうちに、プロデューサーに「これを映画にしよう」と訴えました。 原作では、普通に食事を作ったり、洗濯したりすることが、いかにかけがえのないことかを感じさせる。背景に戦争の暗い影があることで、その尊さがさらに光る。また、主人公のすずさんがいつもニコニコしていて、非常
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