豊島区 移住促進、秩父市と協議 : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）豊島区は１５日、高齢者の増加で介護入所施設が不足することに備えて、５０～６０歳代の区民を対象に、姉妹都市の埼玉県秩父市への移住を促すため、同市と協議を始めたと発表した。 同区によると、区内では特別養護老人ホームの建設地を確保するのが難しく、将来は介護を受けられない「介護難民」の発生が予想される。深刻な事態になる前に、自然が豊かで、西武線でつながっている同市を移住先として薦めることにした。定年前後の元気なうちに移り住んでもらえば、同市にとっても人口や雇用の増加といった効果が見込めるという。 今月、高野之夫区長と久喜邦康市長が電話で複数回話し合い、協議を進めることで一致。同市からは特養の整備についても提案があったという。今後、移住する区民が農業や林業に就いたり、新たな事業を始めたりするのに必要な情報を提供していく考えだ。高野区長は１５日の定例記者会見で、「東京一極集中の是正にもつながる」と話し
